zero waste life

ゼロウェイストなおいしい暮らしを目指して。

映像のインパクトは必見。ゼロウェイストライフのための本と映画たち。

 

ゼロウェイストライフを目指すきっかけとなった映画と本6選。

ゼロウェイストもしくは、サスティナブルな暮らしに少しでも興味があれば、ぜひ見て欲しい。

 

特に、まずは映画が良い。

プラスチック片でお腹がパンパンになって死んでしまった鳥の姿など、どんな長い文献よりもインパクトがあって、なにか自分も変えなきゃいけないと思える。

 

【おすすめ映画①】プラスチックオーシャン

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もともとは、美しいクジラの映像を撮ろうとした映画監督が、ゴミに汚された海や海洋生物のことを知り、海洋プラスチックゴミの実態を追ったもの。

 

Netflixで見れるから、ぜひ一度は見て欲しい。

 

お腹をパンパンに膨らませて死んでいる鳥を解剖すると、次から次へとプラスチック破片が出てくる映像。

 

ごみ焼却施設を持たない、小さな島国に住む人々が、今はプラスチックゴミに囲まれて、海の美しさが遠のいてしまったこと。そしてそのプラスチックゴミを火起こしに使っているため、病気が蔓延していること。

 

直視するのがちょっと辛くなる場面もある。

でも、地球に住む生活者として絶対に知っておくべき映像ばかりだった。

 

自分は海にポイ捨てなんてしていないかもしれない。でももしかしたら、町で落としてしまったゴミが風に吹かれて海に行ってるかもしれない。

キッチンの掃除に使ったメラミンスポンジのかすが、海に流れてマイクロプラスチックになっているかもしれない。

決して、他人事ではない。

 

これを見ると、なにか動かないといけない、と思わされる。

 

【おすすめ映画②】 OUR PLANET 

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これは、もともと息子の寝かしつけ用に見ていた映像。笑

温暖化をはじめとする環境の変化によって、様々な動物が直面している危機がとてもリアルにわかる映像。

メイキング映像もぜひ見て欲しいけど、何百日もカメラを回し続けてようやく取れた映像ばかり。

自分の生活とはかけ離れた世界で、きっとその場面に遭遇する人は地球上で数える人しかいないかもしれない。そんな貴重映像ばかり。

 

忘れられないのは、崖から落ちて死んでいくたくさんのセイウチ(だったかな)たち。

温暖化で氷山が減り、セイウチの寝床がどんどん狭くなり、彼らは寝床を求めて崖を登る。登りきって寝床にありつけたのは良かったものの、降りる術を知らない。食べ物を求めて崖から降りようとして落下し、そのまま地面に叩きつけられて死んでいく姿は、さすがに私に罪悪感を芽生えさせた。

 

とにかく映像が綺麗で、自分の知らない地球や動物の姿に出会える。

 

【おすすめ映画③】グリーン・ライ

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企業が都合よく使う「環境にやさしい」という言葉。

コカ・コーラとか名指しでぶった切りながら、その真実に迫るドキュメンタリー映画

 

消費者として賢くあるために、企業に洗脳された消費者にならないために、一見の価値あり。

大企業にとっては「環境にやさしい」はビジネスの一環。その言葉が本当に正しいのか見極めなければならない。でも実はとても簡単に見分けられる。一回自問すればすぐに答えが見つかる。そんなことに気づかせてくれる。

 

そしてパーム油の問題は、初めて知った。

例えばチョコレートのコーティングにも使われているパーム油。大量に生産するために、熱帯雨林を焼いてあたり一面パーム油を植える。生物多様性と対局にあるパーム油しかない土地ができあがっていく。もちろん現地に住む人は追い出され、場合によっては不当な賃金で働くこともある。

そんなたくさんのものを犠牲にしたうえで、チョコレートを食べていただなんて…そして、太るからといって食べ残しを捨てたりして…無知というのは情けないと思った。

 

そして印象的だったのは、「自分だけが気をつけて買い物の仕方を変えたとして、何が変わる?一人の力なんてちっぽけでしょ?」という誰しもが思う疑問に対して気持ちが良いくらいすっぱり「NO」と言ってもらえたこと。

 

大切なのは、一人ひとりの行動なんだと、勇気をもらえる映画だった。

 

【おすすめ本①】 ゼロウェイストホーム

ゼロ・ウェイスト・ホーム ーごみを出さないシンプルな暮らし

ゼロ・ウェイスト・ホーム ーごみを出さないシンプルな暮らし

 

ゼロウェイストライフの第一人者である、ベアジョンソンの著書。

一家4人で暮らしながら、1年間に出すゴミはなんと1リットル!

その実践方法が具体的に書かれている。

なかなかすぐには取り入れられないなと思うものも多いけど、困ったときに立ち戻れる参考書のようなものとして、1冊おいておくのもおすすめ。

 

そして、「ゴミ」と「不用品」、「資源」という言葉の意味を正しく理解できていなかったということに初めて気づかせてくれた本。

 

ただ、猛烈に言いたいのは、なぜゼロウェイストを謳っておきながらKindle版がないのか…。この本は絶対に捨てるなということなのか…。

 

 【おすすめ本②】プラスチックフリー生活

ゼロウェイストとプラスチックフリーは、兄弟みたいな関係だと思うけど、この本はとてもとてもわかりやすかった。

 

ゼロ・ウェイスト・ホームよりも正直オススメ。

プラスチックが環境に人体にどのように影響を及ぼすのかがわかりやすく書いてあって、毎日のようにプラスチックのタッパーに入れた冷凍ご飯を電子レンジで解凍していたのが怖くなった。

 

そして、プラスチックフリーにするための具体的なアイデアもたくさん書いてあって、本当にとても良かった。

 

おすすめです。

 

 【おすすめ本③】プラスチック汚染とは何か 

プラスチック汚染とは何か (岩波ブックレット)

プラスチック汚染とは何か (岩波ブックレット)

 

 プラスチックフリー生活の本を読んで、プラスチック問題について客観的な話を知りたくなって読んだ本。5mm強の冊子

日本や他国の取り組みがわかりやすくまとまっている。歴史も踏まえて書かれているので全体の流れがよくわかる。

 

なぜ、レジ袋やストローばかり取り沙汰れるのか。

そんなことに向き合おうとしてくれる本。

 

【おすすめ本④】寂しい生活 

寂しい生活

寂しい生活

 

 ゼロウェイストやプラスチックフリーは、海外のがメジャーですが、これは、純日本式。

東日本大震災後をきっかけに、節電を始めた元朝日新聞の記者の実録。

結果的に、冷蔵庫も洗濯機も手放し、ガスの契約もやめ、月々の電気代は200円という生活を送っている驚きの暮らし。でもなんだかとても楽しそう。

 

電気を使うのを「減らそう」ではなく、「ゼロにしよう、無いものと考えていよう」と思考することで、ここまで劇的な進化を遂げることができた。

 

もちろん、全ては、真似できない。

でも、自分の限界を突破させてくれるような本。

 

 

 

 

ゼロ・ウェイスト・ライフのはじまり

わたしが住む町は、都会に近くて、海と山がある小さな町。

移住して半年。

 

ここは、サスティナブル文化が少しだけ根付いている気がする。(東京比)

 

カフェでテイクアウトをお願いすれば、

「テイクアウト用のカップは用意してないから、水筒持ってきて」

「マグカップに入れてあげるから、飲み終わったら返しにきて」

と言われるのが珍しくない。

 

プラスチックゴミを減らす宣言をしていて、町の自販機からはペットボトルが消えつつある。

コンポストへの補助金も出る。

 

そしてなにより、海と山。

自然がいつも目の前にある。

 

この自然は、いつまで美しくあれるのだろう。

わたしが捨てている大量のごみは、この小さな町のどこで処理されるのだろう。

そんなことをふと考えるようになった。

 

同時に、当時マイホームの建築を進めていて、もう物欲にまみれていた。

溢れんばかりの物欲に溺れかけていた。

毎日何時間もInstagramPinterestを見ては、あれもこれも欲しいなと妄想を膨らませていて、本当にきりがなかった。

 

そんなとき、たまたまSNSでELEMINISTというエシカル&ミニマルをテーマにしたライフメディアの投稿が目に入った。

 

はっとした。

 

見映えと見栄に踊らされていたけど、本当にしたい暮らしは、もっと自然とも仲良くなれる、やさしい暮らしだったと気づいた。

 

eleminist.com

 

情報をインプットすればするほど、サスティナブル・エシカル・ミニマルというワードは実践するに値すると感じるようになったし、そういう生き方のがカッコいいと思った。

 

たくさんのモノに囲まれ、どんどん新しいものを手にしていくよりも、自分の審美感で厳選したものを大切にする人になろう。そう思った。

 

もともとミニマルシックな暮らしには興味があった。

でもそれは、いらないものはどんどん捨てて身軽さを手に入れるようなものだった。

それでは全然サスティナブルではない。

捨てない暮らしを目指そう。

つまり、ゼロウェイストな暮らし。そこから始めよう。

 

ところが、意外と情報がありそうで十分にないのが現実だった。

情報量としては少なくないのだけど、ものすごく情報の取捨選択に時間がかかった。

 

だからこのブログでは、同じことをぐるぐる調べがちな自分と、これからゼロウェイストに興味を持った人へ少しでも参考になればと思いながら、ゼロウェイストライフの記録をしていく。

 

ようこそ。